
川崎市立高津高等学校 校長
(創立100周年記念事業実行委員会 事務局)
岩木 正志
創立100周年――「高津の誇り」を胸に、
新たな未来を創造する出発点へ
本校は、2028年(令和10年)、創立100周年という大きな節目を迎えます。一世紀にわたり地域とともに歩み、多くの卒業生を社会へ送り出してきた本校にとって、この創立100周年は、これまでの歴史を振り返るとともに、次の100年への新たな一歩を踏み出す記念すべき年です。
地域とともに歩んだ100年
本校は、昭和3年(1928年)3月15日に「高津町立実科高等女学校」として創立しました。学制改革を経て現在の「川崎市立高津高等学校」となり、昭和30年には男女共学化とともに、定時制課程夜間部を併設するなど、時代とともに発展を続けてまいりました。「高津」の名を冠する区内唯一の公立高校として、地域の皆様に支えられながら100年近くにわたり教育を続け、多くの卒業生が地域や社会のさまざまな分野で活躍しています。
「高津」という土地が育む創造の力
高津の地は、古くから文化や芸術を育んできた地域です。陶芸家・濱田庄司氏、作家・岡本かの子氏、そして芸術家・岡本太郎氏など、多くの優れた文化人ゆかりの地として知られています。
とりわけ本校の創立50周年記念講演会では、芸術家・岡本太郎氏ご本人にお越しいただき、生徒たちへ力強いメッセージを届けていただきました。
創立100周年を迎えるにあたり、生徒たちは現在、探究的な学習や活動に取り組んでいます。高津区役所をはじめ地域の皆様と連携しながら、地域課題や地域の魅力を探究するとともに、50年前、本校の生徒たちに激励いただいた岡本太郎氏の作品やことばをモチーフに、地域の魅力をどのように高めていくかを考えています。こうした学習や活動を通じて、生徒たちに秘められた「新しい価値を生み出す力」と「挑戦する心」を育んでいます。
創立100周年記念事業
創立100周年を迎えるにあたり、本校では次のような記念事業を計画しています。
- 記念式典の開催(2028年10月・カルッツかわさき)
- 記念講演会の開催
- 創立100周年記念誌の編纂
- 教育環境のさらなる充実(部活動支援やICTを活用した教育環境整備)
また、生徒会を中心に、100周年記念ロゴやキャラクターの制作、体育祭・文化祭での記念企画など、生徒自身が主体となって100周年を盛り上げる取組も始まっています。
「母校・高津の誇り」を未来へ
私たちが目指す創立100周年記念とは、卒業生が母校を誇りに思い、地域の皆様に支えていただきながら、高津高校で学んだ生徒たちが力強く社会に羽ばたいて、やがて再び地域へ貢献していく――そのような「人と人との想いが循環する学校」を未来へつないでいくための、新たな出発点です。
ここから次の100年に向けて、より豊かな未来を目指して、生徒たちが力強い一歩を踏み出すべく、ひきつづき皆様の温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
